機械に頼りすぎない低燃費住宅を造る
我慢する事なく賢く、機械に頼り過ぎない省エネルギー住宅を造る
もう電気,ガス等のエネルギーを、湯水のように使う時代は終わりました。
これからは、電気、ガス等のエネルギー価格は値上がりもします。
また地球温暖化の影響で夏の気温は上昇し、冬には寒波が来て、冷暖房費用は大きな負担になってくると思います。
これからはハイブリッド車、燃料電池自動車、電気自動車などと低燃費車を選ぶように、30年先50年先を見据えた、賢い低燃費住宅造りを考えませんか。
機械設備を沢山付ければ、快適に住まう事は出来ますが、設備費用が掛かって高燃費住宅になり、エコ、節電にはなりません。
またエコ、節電というと、我慢が必要と考えがちですが、我慢はストレスがたまり長続きしません。
ではどうすれば良いのか。それは断熱・気密性能の良い住宅を造る事です。
そして機械設備だけに頼り過ぎない、住まい造りを考えましょう。
断熱性能が良い家は、身体にも家計にも環境にも優しいのです
一枚ガラスで断熱・気密が悪い家では寒い冬には暖房をし続けます。でも日射しが入れば日中は暖かく成ります。
ただ陽が沈むとすぐに寒くなり、また暖房をし続けなければなりませんので、エネルギー消費が多くなり暖房費用もかさみます。
また最近問題になっているのは、寒い廊下や脱衣所、トイレで年間19,000人以上(交通事故の5倍)がヒートショックで亡くなっている事です。
ただそのヒートショックを防ぐ為に対処療法として、トイレ、脱衣所や浴室にヒーターをつけていますがこれまた電気を使います。
そこで私たちは健康で、エネルギー消費の少ない住まいにする様に考えられたのが、高断熱・高気密住宅を提案しています。
そして全館冷暖房する様に考えます。そうすれば低断熱・低気密の家よりエネルギー消費が少なくできます。
全館冷暖房なんて勿体ないと思われる方、信じられないと思われる方がいらっしゃるかと思います。
ではなぜ高断熱・高気密住宅を、全館冷暖房にするのかです。
断熱気密の悪い家は部分冷暖房とはいえ、エネルギーが隙間からどんどん逃げてしまう、ザルの様な状態だからなんです。
その点高断熱・高気密の家は、熱が逃げにくくこもる様に出来ているので、補うだけのエネルギーで良いので消費が少なくて済むんです。
また高断熱・高気密にすると家中の温度差がなくなり、ヒートショック(年間19,000人死亡)による脳卒中や脳梗塞での死亡者が減り、風邪もひきにくくなり健康になります。
要するに家全体が暖かく成れば、血流が良くなることで冷え性改善や血圧も安定すると思うし、それが免疫力が高まる事に繋がると思います。
そうすれば寝たきりの老人も減り、健康年齢も上がります。そして個人や国の医療費(2025年には90兆円と言われている)も減るのではないでしょうか。
それに一番は、家族の介護の負担が減り生活にも余裕ができ、ストレスがたまらず不規則な生活になる事も半減され、介護をする方の健康にも良いことになります。
さらに私達が提案しているのは、夏の冷房効果を高める『遮熱・高断熱・高気密住宅』です。
生涯にわたって冷暖房費を気にすることなく、身体にも家計にも環境にも優しく住まえたら良くありませんか。
良く高断熱・高気密にすると息が詰まって身体に良くないので、高断熱・低気密や中断熱・中気密などと言っています。
でも、こんな家を造ったとしたら、長持ちしないのではないだろうか。またエネルギーロスはどう考えるのだろうか。
中には壁内結露を危ぶみ、セルロースや羊毛(ポリエチレンの混毛が多い)の断熱材を使っています。
どうして高い断熱材を使って、中途半端な断熱工事をするのか解りません。
それならば無断熱・無気密(壁、木に蓄熱)で数百年持ち、風通し良く隙間風の入る古民家の様な家を造って、一部屋ごとに部分暖房した方が、よほど長持ちする家になると思います。
高断熱高気密にするには、ただ造れば良いのでは無く、室内の空間造り(高断熱・高気密だからこそ大きな空間に出来る)と素材の使い方が、重要なポイントになってくると思っています。
ローンが終わっても愛着がわく家
そんな家あるわけがないよと、思われる方が多いのではないでしょうか。
でも昔の100年、200年、300年と経った古民家を見ると「古くさくて汚い」とは言わず「落ち着いて良いなぁ、味があるなぁ」と思う人は多いのはなぜでしょうか。
無垢の本物の木を使った昔の家は、磨けば磨くほど年月と共に良い味わいがでてきて、ますます落ち着いた空間を、かもしだしてくれるからです。
でも最近のクロス張りの家はどうでしょうか、「汚く汚れてきたから張り替えようか」とか「そろそろ建て替えようか」と言う方が多いのではないでしょうか。
それと木は、調湿、蓄熱性などを持った、天然のエアコンデショナーです。
それほどに木は、人にも家にも優しい良い建築材料なんです。
人は、人工的なものに一時は快適さを感じても、規則的なことに慣れて、時間とともにあきてきてしまいます。
あきのこない長く住む家にするには、家族の肌になじむシンプルな家が良いと思います。
木の家は、新築時よりも30年、50年、100年と時が経つにつれて、ますますあきのこない愛着のわく住まいになってゆきます。
ローンが終わる頃にはますます愛着がわき、老後はライフサイクルコスト(生涯費用)が少なく、ゆったりとすごせる家造りを考えて見ませんか。
木の詳細は、HPの「木を詳しく知る」に載せておりますので、ご覧になればもっとご理解頂けるかと思います。
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最終更新日:2023/01/29