断熱リフォームでヒートショック対策
2015/02/08
日本の住宅のほとんどは、部分冷暖房ではないかと思います。
リビングだけやリビングとダイニングの冷暖房で、廊下、トイレ、脱衣所は気温が低い。
この温度差が起きる寒い冬に、脳血管障害(脳卒中、脳梗塞、クモ膜下出血等)が多く発症します。
また浴槽内で起こって死亡すると、溺死と言う事になります。
これらの多くは、温度差により血圧の変化で起こる「ヒートショック」が原因と言われています。
この様なヒートショックを無くすため少量のエネルギーで、全館冷暖房出来るように造っているのが、高断熱高気密住宅と言われています。
断熱性能を高めれば、健康寿命が延び、家庭の医療費も光熱費も少なくなります。
但し高断熱高気密住宅は、どこの住宅会社、工務店で建てても同じに出来ていないのが残念でなりません。
高断熱高気密住宅なのに、全館冷暖房では無く部分冷暖房の家が多くあります。
また性能が良くない為に、一階と二階の温度差が出来てしまうので、床暖房を勧めている会社もあります。
一階と二階の温度差がなければ床暖房は必要有りません。
その証拠に、当社のお客様の住宅には一軒も床暖房は付いて居りません。
もし興味が有っても解らない事が有りましたら、何時でも御質問にお答え致します。
高齢者住宅の断熱リフォームをしました。
北側の水廻りの窓は、LOW-Eペアガラスの樹脂サッシにし、南の引違い戸はペアガラスの内窓にしました。
全体が暖かくなったので、浴室(座シャワー取付)、トイレ、洗面等を、ひとつの空間にしました。
こうすればヒートショックも、起きにくくなります。
また夏は、木が調湿機能を発揮するので、快適に暮せます。
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