心も身体も温かくなったエコリフォームした木の家
2017/01/06
80代の女性の方からトイレ、浴室、洗面、キッチンをバリアフリーにし、暖かい家にして欲しいと頼まれ、断熱リノベーションしました。
断熱工事はもちろん、全てLED照明にしたり、高効率なエコエアコンにしたりして、エコな住まいとなりました。
お客様には、「身体も心もあったまるね、この気持ちは住んでみないと解らないねぇ、もっと早くすれば良かった」と言って頂きました。
冬の電気代(暖房費)が今までの3分の1に減ったそうです。夏の電気代(冷房費)はどうでしょうか。
まずボードやアルミサッシに必要のない間仕切り壁を解体しました。
一部鉄梁等で、補強もしました。
次に壁、天井にGW16Kの90mm断熱材を充填し、調湿気密シートザバーン(タイベック社)を張り気密テープで気密処理をしました。
床にはGW32K60mmを充填し、調湿気密シートを張った上に、床材はパインの35mmを張り、壁はパインの12mmを張り、断熱、蓄熱、調湿効果を高めました。
和室の畳の下には、炭の入った山炭紙を敷き、敷居と荒床のすき間には羊毛100%の断熱材を詰め、できるだけ気密を重視しました。。
北窓を重点に、栗原K-WINDの空気層16㎜のアルゴンガス入り遮熱複層ガラス樹脂サッシにし、南の掃き出し口には、YKKプラマ―ドU遮熱複層ガラスの内窓を付け断熱性能をアップしました。
白枠の窓が樹脂サッシです。北側は断熱複層ガラスにし、南側,東側は遮熱複層ガラスにしました。
南側の掃き出し窓は欄間の部分まで、遮熱複層ガラスYKKプラマ―ドUの内窓を一体に付けました。
和室はすりガラスに中桟を付け障子風して、遮熱複層ガラスYKKプラマ―ドUの内窓にました。
玄関、間仕切りには、セイキ販売のハニカムサーモスクリーンを付け断熱性能を高めました。
左奥に見えるのが、玄関に付けたハニカムサーモスクリーンです。
間仕切りは、ドア、引き戸より開口が広く取れ断熱効果も有るので、ハニカムサーモスクリーンにしました。
ハニカムサーモスクリーンは、断熱効果は高いのですが防湿性はないので、湿っ気は通してしまいます。窓際に付けた時は結露する事がありますので、冬の冷える様な時には、上段を少し開けておくと良いでしょう。
内装はパインの板を張り調湿、蓄熱効果に、五感を高め精神が安定する家にしました。
この住宅は、市のリフォーム補助金を受け、また住宅税額特別控除も受けました。
キッチンを明るくする為窓を縦長にして、赤外線を遮る為に遮熱複層ガラスの樹脂サッシ窓にしました。
キッチンのシンク下をゴミ箱を置けるようにとオープンにしました。
レンジフードは、排気効果を高める為に、吸排気するタイプになっています。
後々の事も考えて、IHクッキングヒーターとガスコンロの組合せにしました。
ガスコンロを一口で良いとの御用望でしたので一口にしてあります。
この方が袖口に火が付きにくく、火災予防になります。
キッチン、トイレ、浴槽、洗面の設備器具も全て交換し、ひと空間にまとめる事で冷暖房効果を高めるプランにました。
浴槽に入らずシャワーを使うということだったので、浴室はパナソニックの座シャワーユニットを設置しました。
腰掛けて、アーム部分からもシャワーが出る様になっています。
浴槽に浸かるより温まるそうです。
外観の一部にウエスタン・レッド・シダーを張り、シッケンズ社のセトールHLSeナチュラル色を塗装しました。
施工前のキッチン、浴室、洗面は冬冷たくて寒かったそうです。
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