ライフサイクルコスト(生涯費用)
今の日本では、個人も国も造ることには一生懸命になっても、ライフサイクルコストを考えて造っている人は、少ないのではないのだろうか。
先人達は家や建物を造る時、家に生涯掛かる費用すなわちライフサイクルコスト(修理費、光熱費)を考えて、家造りをして来たと思う。
でも今はどうだろう何も考えずに造り、いろんな事態(修理費、高ん熱費)に直面して初めて考えたり、失敗したと思ったりしているのではないのだろうか。
例えば最近流行っている太陽光発電設備ですが、メンテナンスの費用や最終の解体費用や廃棄費用など、考えたり試算している人はいるのだろうか。
環境に良いを大義名分に、お金儲けだけに走ってはいないだろうか。
今騒がれている新国立競技場(ドンブリ勘定競技場)等も、造る費用が2520億円も掛かかるのに、維持費にどれだけかかり解体費はどれだけ掛かるのか解りません。
また廃棄するゴミが、どれだけ環境に影響するのか考えているのだろうか。
造る時だけでは無く、これからも税金の無駄使いが続くかと思うと、恐ろしい事だと思いませんか。
国の予算も、こんなどんぶり勘定でやっているのだろうか。
これはこれからの若い人達の夢と希望ではなく、負の遺産になってしまうように思います。
また次々と、アスリートたちから反対の声も上がっている、誰の為の競技場何だろう。
この事業に、国民のどれ位の人が賛成しているのだろうか。ほとんどの人が、反対しているように思います。
今の日本にはGOサインは出しても、ストップをかける責任者がいないということです。
こんな無駄使いをしないで、スポーツ振興や社会保障の老人ホーム、保育園などに使うのであれば国民は賛成すると思います。
またこんな大金を平気で使うのに、2015年で打ち切られる東北の復興事業の補助金が、10事業もあると聞きます。
大きくても数10億円で、小さいものは1億円らしいですよ。
こんな事が簡単にまかり通ってしまう。今の日本、どこかおかしくなっているように思います。