ライフラインが無くなったら
今は環境のことを考えず、便利さだけを求め過ぎていないでしょうか。
電気や水道などのライフラインが、なくなったらと考えた事は有りますか。
オール電化住宅や太陽光発電は儲かるなどと言った、設備を多様した家造りの話だけに惑わされてはいけません。
どんな便利な設備も、動かなければ何にもなりません。
それより住宅のベーシックの部分に予算を掛け、できるだけ機械を使わない、省エネルギー住宅をつくる事が先決だと考えます。
そうすればいっときは、冷暖房設備が作動しなくても暮す事ができます。
人は排せつをしなければ食べれません。それなので現代は飲み水だけではなく、トイレの水がないと暮せない時代です。
ライフラインが切れても、生き伸びれる備えをしておきましょう。
電気は太陽光発電や燃料電池エネファームにバッテリーを準備し自家用に使ったり、雨水をためて置くのも良いかと思います。
燃料電池のエネファームです。左が発電装置で右が貯湯タンクです。
太陽光発電も良いですが、自分の所で電気を作る燃料電池エネファームは如何ですか。停電時でも使えます。
燃料はガスを使います。ガスの中から水素を取り出し、空気中の酸素とで電気を作ります。(水の電気分解の逆をします)
電気を作る時に熱が出て、その熱でお湯を沸かします。トータルの熱効率は85%以上で、排出されるのは水ですから環境には良いと思います。
ただ燃料電池エネファームの損得勘定はと言うと、その時のガスの値段に左右されます。
余談ですが今使っている電力は、石油、ガスを使う火力発電なのでCO2を発生します。
ではCO2を発生しない原子力発電はと言うと、皆さんご存知の通り事故が起きた時大惨事になります。
また商業電力は発電所で発電されて、送電線を通って家庭に来るまで送電ロスが起き、実際に使用出来る電気は37%位です。
太陽光発電も、家庭で発電した電気を直に使ったり蓄電池があれば良いと思います。
蓄電池が無いと商業電力を使用するので、必ずしも環境に良いと言えません。
一般的には電力ではなく、お金が動いているだけなので、儲かる儲からない話しになります。営業も、「お得ですよ」と言う話をすると思います。
以前は昼間と同じ様に電力を作り続ける、原発の余った深夜電力を使っていたので、オール電化も良かったのかも知れません。
今は火力発電の電力です。これでも深夜電力は安いからと、オール電化にしますか。
もっと環境のことを良く考えてから、いろんなことを導入しませんか。
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