三世代住宅の補助金とダブルケア
三世代で住む新築住宅には、150万円から215万円の補助金が出る。リフォームしても減税が有るという。
要介護1・2の人は施設に入れず、自宅で介護を受けなさいとなっている。
しかしこの社会保障制度は、専業主婦がいる片働き世帯を、モデルにしている話ではないだろうか。
また三世代住宅補助金制度は、そういう人には手厚く補助します、という事なのだろうと思います。
でも今共働きの多い30代・40代の世帯は、子育てと介護のダブルケアと言われ、夫婦の片方が働けなくなります。
また介護疲れで苦しみ孤独になり「親を殺そうと思ったり自分も死のう」と考えている方もいると聞きます。
こんな方が家つくりを考える余裕などないはずです。
確かに三世代で住めれば理想かもしれません。しかし普通のサラリーマン世帯では、無理な話ではなかろうか。
また補助金を貰えるのはうれしと思いますが、この金額で家を造ろうという気になるのだろうか。
それに昔と違って、二世帯でもトラブルが起きているのに、三世帯で数十年トラブルもなく住めるのだろうか?
水を差すようですが、安易に補助金の話だけにのせられることなく、家族で良く熟慮して造られることを提案致します。
庶民の暮らしの解らない政治家・官僚の考える、アベノミクスの票取りの話ではないだろうか。
またこのような制度は、お金持ち優遇制度のような気がしてならない。今の日本、ますます貧富の差が激しくなってゆくように思えます。
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