日印の原子力協定
2016/11/28
先日日本は、インドに原発を輸出するために「原子力協定」を結んだ。
核拡散防止条約に未加入の国へ原発を売る。原発ビジネスありきで、世界で唯一の被爆国がこれで良いのだろうか。
日本はインドが使用済み燃料を、核の平和利用をしているかいないか、逐一監視できるのだろうか。
ましてやインドでは福島原発事故以降、国内各地で激しい反原発運動が起きていると聞く。
安倍首相がインドへ訪問した時、反核団体などが「安部さん、インドはあなたを歓迎します。でも原子力はお断り」と言ったそうです。
またインドで定められている「原発損害賠償責任法」では、万が一事故が起こった場合、メーカーが汚染などの被害を賠償する仕組みに成っているという。
日本の様に最終的には国民にツケを押し付けられる仕組みにはなっていないというリスクを承知の上で、それでも原発の海外輸出へ前のめりになる安部首相の姿勢は、不可解と言わざるを得ない。
万が一世界中に売り込んだ原発で事故が起きた時、我々にツケが回って来たならばやりきれない。
武器三原則も拡大解釈をして武器輸出に走ったり、今の日本は何でもありきの「死の商人」になりつつある様に思える。
日本はこれからどこえ向かおうとしているのだろうか。
我々が考えを変えない限り原発は続き、大きな地震があるたびに、恐怖におびえほんろうされ続けなければならないだろう。
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