教育委員会って何の為にあるのだろう?
2017/06/06
教育委員会って何の為にあるのだろうと思い、改めて調べてみました。
①政治的中立性の確保
個人の精神的な価値の形成を目指して行われる教育においては、その内容は中立であることは極めて重要。
このため、教育行政の執行に当たっても、個人的な価値判断や特定の党派的影響力からの中立性を画することが必要。
②継続性、安定性の確保
教育は、子供の健全な成長発達の為、学習期間を通じて一貫した方針の下、安定的に行われることが必要。
また、教育は結果が出るまで時間がかかり、その結果も把握しにくい特性から、学校運営の方針変更などの改革・改善は漸進的なものであることが必要。
③地域住民の意向の反映
教育は、地域住民とって身近で関心の高い行政分野であり、専門家のみが担うのではなく、広く住民の意向を踏まえて行われることが必要。
④首長からの独立性
行政委員会の一つとして、独立した機関を置き、教育行政を担当させることにより、首長への権限の集中を防止し、中立的・専門的な行政運営を担保。
⑤合議制
多様な属性を持った複数の委員による合議により、様々な意見や立場を集約した中立的な意思決定を行う。
⑥住民による意思決定(レイマンコントロール)
住民が専門的な行政官で構成される事務局を指揮監督する、いわゆるレイマンコントロールの仕組みにより、専門家の判断のみによらない、広く地域住民の意向を反映した教育行政を実現。
このように記載されていたけれど、住民の意向を踏まえて住民による意思決定とあるのに、中立性を持って為されている教育委員会は、ほとんどないのではないでしょうか。
またレイマンコントロールと言いながら、結局は国家主義的な行政になって、昔に戻っているのではないでしょうか。
最近のニュースでの、取手市や横浜市などの教育委員会では、中立で子供や地域住民の意見を聞いた行政が行われていれば、あのように悲惨な事件は起こらなかったのではないでしょうか。
自分達の保身ばかりが目立っているように思う。これは国会等、国全体の課題かもしれない。
(文部科学省教育委員会について参照)
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