原発のほかにもある原子力施設
2017/06/19
先日、日本原子力開発機構(JAEA)の「大洗研究開発センター」で、放射能漏れ事故があり5人が内部被ばくしたらしい。
この機構の研究所などの施設が、茨城県をはじめ福島県、福井県、岐阜県、岡山県、北海道、兵庫県と全国にあるらしい。
この機構は、1万か所以上も不具合が有ると言われ、廃炉が決まっている福井県にあるもんじゅを、管理しているところでもある。
原発だけではなくこんな施設が、全国に散らばっていることを初めて知りました。
今回3人が鼻から放射性物質が検出された。そのうちの1人から、プルトニュウム239(原爆の原料)という放射性物質が検出された。
また他の3人の肺からも放射性物質が測定され、残る1人も内部被ばくの疑いがあるらしい。
プルトニュウム239の半減期は、2万4000年という半端な数字ではないようです。
放射性物質は体外に排出されにくい為、1年間で1.2シーベルト、50年間で12シーベルトの内部被ばくが見込まれているという。
原子力規制委員会では、「半端な被ばく量ではなく、事態は軽微ではない」と5人を放射線医学総合研究所に搬送したそうです。
規制委員会の田中委員長は「作業の慣れでこういうことが起きた」と言っている。
前にも東海村かどこかで、放射性物質をひしゃくでバケツに汲み上げていて、被爆した話があったような気がする。
原発よりこのような施設を、北朝鮮に攻撃されたらひとたまりもないのではないだろうか。
これから沢山の廃炉(未知の費用)を処理しなければならないというのに、こんなずさんなことで大丈夫なんだろうか。心配ですね。
参考
放射性物質が放射線を出す能力を表す単位を「ベクレル」と言うらしいです。
ベクレルとは、放射線の量を表す単位で、1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1ベクレルというらしい。
なので100ベクレルなら、1秒間に100個の原子核が崩壊することを表すことになります。
また放射線による人体への影響の度合いを表す単位を「シーベルト」という事らしいです。
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