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猛暑に豪雨で湿度も高い、気候に合った性能の良い家造りを

      2022/09/04

最近の夏は湿度が高く、豪雨(時間100mm)に猛暑と気候変動が止まらない

30年40年前は午後から毎日のように夕立が降り、次の朝は湿度が40%を切った北風が吹き、外気温も20℃を切る爽やかな朝を迎えていました

窓を開けると風が家の中を吹き抜け涼しかったものです、それなのでエアコンも必要が無かった

でも今はどうだろうか、朝から湿度が80%~90%以上もあり日中も湿度は高い、それに朝から気温(30℃以上が多い)が高いのでエアコンは必要アイテムだ

最近は曇空の日が多くカラッとした晴天が少なく、午後から青い空に真っ白な入道雲が出る夏らしい日が少ない様に思う

今年は外気温が低く乾いた朝は2、3日位だと思うので、窓を開けて外気を取り入れる日は少ない

そして現在の日本は気温も高く湿度も高いので、汗をかいても気化熱効果が働きにくい

気温が45℃~50℃にもなる砂漠や大陸は朝晩の気温が下がり湿度も低い、それと砂漠などはレンガと厚い土壁の家が多く、窓も小さくして暑さ対策がしてある

昔はエアコンが無く気温も湿度も低いうえに、襖や障子で仕切るだけで田の字の土壁や木の家で、南にも北にも大きな開口を取って風通しの良い家造りをしていた

そして軒や庇を十分に出して日差しを遮り、雨・梅雨から家を守る家造りをしていました

前段で述べた様に現在は昔と全く違う気候になってきています、そこで今の気候に合った家造りを考える必要があるのではないでしょうか

現在は個室に走り過ぎるあまり、壁で仕切り過ぎて風通しの悪い家になっていないだろうか

それと昨今雨の降る量(50mm~100mm)が多くなっているのに軒も庇も出ていない、地中海沿岸地方の様な家造りになっていないだろうか

そして気候が変わっているのに昔のように南にだけ掃き出し窓を付け風が抜けにくく、そして軒・庇が無い、思いっ切り暑さだけ取り入れる家になっています

又、断熱気密性能の悪い家だと、夏の電気代がかさむので冷房を控える為、室内で熱中症になって亡くなったり、冬はリビングと廊下やトイレ・脱衣所・浴室と温度差があり、ヒートショックで亡くなる人が多い

良く「エアコンは嫌いだ」と言う方がいます、よく聞くと「足元が寒いので嫌いだ」と言う方が多くいます

それは家の断熱・気密が悪い為、床と天井の温度差が出来足元だけが冷えるからなんです

壁・窓(少なくとも樹脂)等の断熱・気密性能を良くすれば、せいぜい温度差1℃位の家が出来るはずですし電気代も安くなります

今から家造りを考える方は地球の為にも、子孫の為にも、家計の為にも、まず家の断熱・気密を良くし、エネルギー消費の少ない家造りを考えませんか

又、既存の家も壁の断熱が出来なければ窓(窓の熱の出入りが60、70%)を二重窓にするだけでも、冷暖房効果が違い電気代も違ってきます

良く電気使用量が嵩むので屋根に太陽光発電システムを乗せる方が多いようですが、先に断熱・気密を良くした家造りを考えませんか

電気使用量が少なくて済めば、太陽光発電システムの設備投資も少なくて済みます

太陽光発電が悪いと言っているのではありません良いと思っています

しかし私は電気を作る事を考える前に、使わない様にする高性能の省エネ住宅を提案したいと思いますが如何でしょうか

本当に脱炭素社会を考えるなら高性能な断熱・気密・遮熱住宅を考え、太陽光発電システムとセットで考えませんか

 

 

 

 

 

 

 - いえのこと, 環境, 遮熱、断熱、気密

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