原発はまだ安全神話『事故は起きるもの』と言う考えは?
2018/05/04
日本政府は原発再稼働したいが為か、原発を安全神話に持ち込もうとしているのではなかろうか。
良く首相や官房長官が「世界に類を見ない安全基準です」と言えば言うほど嘘っぽく聞こえる。
同時に「世界一の職員(従業員)が守っているから大丈夫です」と、言ってもらえばまだ安心できるかもしれませんが。
なんでもっと現実を見ようとしないのだろうか。無責任なきれいごとばかり並べている。
世界一の基準であっても、その機器のスィッチなどを、操作実行するのは人なんです。
再稼働した高浜原発でも、小さい出来事とは言えトラブルが起きて、停止してるじゃありませんか。
福島原発事故の前、1979年に起きたアメリカのスリーマイル島の原発事故も、ある機器が故障しそれを施設内の運転員が誤判断し、非常用炉心冷却装置を手動で停止させたそうです。
その結果、燃料が部分的に炉心溶融(メルトダウン)することになったらしいです。
5年前も安全、安全と言っていたのではないですか。廃炉までに40年から50年かかる福島原発は、いまだに廃炉に向けての手が付けられていませんし、費用もどれだけ掛かるか分かりません。
ですから絶対に安全と言うことはないのです。起きた時に、どうするかを考えるべきではないでしょうか。
そうすれば福島の人たちは、あそこまでの被害は受けなかったかもしれません。
アメリカの前原子力規制委員長のグレゴリーヤツコ氏が言っています。
「原子力関係者の間では『原発は安全で事故は起こらない』と言う考え方も有ったが『原発事故は起きるんだ』という基本的な事実を認めないと、オープンな議論は出来ないという前提で、重大過酷な事態にならない様にするには、どうすれか考えるべきだ」と述べ、これまでの発想を変えるべきだと指摘しています。
またヤツコ氏は、核分裂のエネルギーで発電する原発は費用も高いし、壊滅的な事故のリスクを負っているので、100年後には原発はなくなって欲しいとも言っています。
『事故は起きるんだ』という意識を持って、そして被害は敷地内に留めるんだという意識をもって。それと自然には逆らえないということも。
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