人間はお金の魔力に毒される
人間は不相応な額のお金(一等の宝くじに当選する等)を持つほど守りに入り、不安を感じ、他人を信じられなくなり、例えようのない程の孤独感にさいなまれ、やがては暴走するものらしい。
それは個人が間違ったのではなく、お金の持つ魔力に毒された心が、誤った方向にむかわせている。
だから企業は儲けても儲けても、きりなくお金を稼ぎ、権力もお金で買うことに執着した挙句、社内で内紛が起きたりもする。
また企業の目的は利益を上げることと考え、時には背に腹は代えられないと、ポリシーを曲げてでも安易に金儲けに走る。
そして掲げていることと実践していることに矛盾が生じれば、その時点で企業を存続させていく意義はなくなる。
日本の政治家も、世界の政治家の中でも多く歳費から支給されているのに、きりなくお金を欲しがり、汚職に走ったりごまかしたりする政治家もいる。
昔の政治家は、手弁当でも国政のために尽くしたいと望む、政治家が少なくなかっただろうか。
ところが今はお金を稼ぐことを目的とした、職業政治家の国会議員が増えている。
またより大きな利権にしっぽを振ってなびく、職業政治家も増えているのもうなずける。
お金は、時には人の心を狂わせ暴走させるが、良識を持って使えば幸せをもたらしてくれる。
しかし、人間はお金に取りつかれると、逃げられなくなってしまう。
そして、お金が持つ魔力に一度でも心を奪われると、大切なことを見失ってしまう。
私は使ったことはないですが、やめるにやめられない、覚せい剤と同じ様な話ですね。
もう、お金とお金だけにつながるのはやめませんか。
お金に毒されない、人を愛して大切にするという、人と人の繋がりに変えませんか。
そうすれば心のゆとりや豊かさが増し、損得ではなく、人の善意が信じられる暮らしがあると、気ずかされるのではないでしょうか。
来日した、ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領も言っているではないですか。
「貧しい人とは、お金や物のない人ではなく、いくらお金や物を手に入れても、満足しない人である」と。
またお金で物を買っていると思うだろうが、実は自分の人生の一定の時間と引き換えているのだ。家族や子供と過ごす時間を削って消費する。
新しい物を、良い物を買うために、人生で一番大切なのは愛であるのに、愛情を注ぐ時間を浪費しているとも。
これからは少しでも、人の話や風評だけをうのみにせず、自分の目で確かめ、自分の考えで行動するように心掛けませんか。
余談になりますがアメリカの国会議員は1700万円、イギリスの国会議員は970万円の収入らしいです。
一方日本の職業政治家は、もろもろで4000万円以上が歳費から支給され、3人の秘書給料や政党助成金は別に出るそうです。
参考 原発ゼロで日本経済は再生する(元城南信用金庫理事長吉原 毅著)より
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